OUR SCIENCE, TECHNOLOGY & APPROACH


株式会社Otolinkは、慶應義塾大学医学部発のバイオベンチャーです。 慶應義塾が有する、内耳領域でのヒトiPS細胞を用いた技術と、聴覚・平衡覚(バランス)に関するIoT生体情報の収集および解析技術を駆使し、聴こえやバランスをはじめとしたヘルスケアにアプローチしていきます。


霊長類をベースにした創薬研究を
医学領域の多くの研究(基礎研究)では、齧歯類(ネズミ)を用いて進めるため、ヒトを含む霊長類に特化した現象が、創薬の初期段階で見落とされてしまう可能性があります。私たちはこの部分を見直し、研究開発の根幹にかならず(ヒト細胞を含む)霊長類での研究を加味しています。


ヒトiPS創薬による難聴・めまい治療法の開発
2007年に山中らが報告したヒトiPS細胞作成の技術により、私たち人類は、目の前の人間の体内のあらゆる細胞を作成し、使えるようになりました。 慶應義塾大学医学部は私学唯一のiPS拠点として2013年からヒトiPS細胞研究を開始し、ヒトiPS細胞から高純度かつ高効率に多量の内耳幹細胞を誘導する方法を確立しています(日本国特許6218152号)。さらにこの手法を用いて遺伝性の希少難治性内耳障害に対して治療薬を同定し、医師主導治験を進めています(Pendred症候群に対する少量シロリムス試験 )。



バーチャル治験(Virtual Clinical Trial)とIoTヘルスケア
私たちの聴こえは、体調によって少しずつ変動しながら、加齢に応じて徐々に悪化しています。個人差が大きいのも一つの特徴です。そこで私たちはこの「聴覚」をより正確に測定するために、機器を貸し出しして日々の聴力を測定するシステムを構築し、まずは治験に活かしてきました(バーチャル治験)。 オトリンクではこの慶應義塾発の技術を活用して、聴力や平衡覚にまつわる臨床試験や治験におけるデータ収集・マネージメント・解析のソリューションを提供すると共に、ヘルスケア領域へと展開し、予防医療の領域へ斬り込んでいきます。自宅で日々測定することで得られる個人個人の聴力のビッグデータを用いた臨床的解析が、私たちが世界に誇る強みのひとつです。